ひゅぽむねーまた

日日是口實。

2021-01-01から1年間の記事一覧

島田虔次『朱子学と陽明学』(岩波新書, 1967)

天地ノタメニ心ヲ立テ、生民ノタメニ命ヲ立テ、往聖ノタメニ絶学ヲ継ギ、万世ノタメニ太平ヲ開ク。(p.1) 著者はこの張横渠の言葉を評して曰く 最後の「万世ノタメニ太平ヲ開ク」という一句は、例の昭和二十年八月十五日終戦の詔勅に用いてあるので、記憶し…

村上重良『世界の宗教』(岩波ジュニア新書, 1980, 2009改版)

とおい昔でも現代でも、宗教は歴史の歩みのうえで、重要な役割を果たしてきました。宗教は、ながい歴史をつうじて、数々のすぐれた宗教文化を生み出し、宗教の教えは、人類の思想を広く深く発展させました。宗教についてくわしく学ぶことは、人類の文化をよ…

桑原武夫『文学入門』(岩波新書, 1950, 1963改版)

よい本とは、初めからしまいまですべて正しい本という意味ではなく、多少の錯覚があっても、正しいところはひどく正しい、という本のことである。そしてわれわれが鍛錬されるのは、むしろそういう本によってである。(p.28) 小説が苦手だ。知識が得られない…

中谷宇吉郎『科学の方法』(岩波新書, 1958)

コロナウイルス問題で世界中が混乱している。日本ではオリンピックが強行され、各地で「言わんこっちゃない」という状況が広がっているようだ。在宅時間が増えたので、積読を崩していく。 福島第一原発事故でもそうだったが、科学や医学に絡む大事件が起こる…

復文で語学を学ぶ――どんな言語にも使える学び方――

語学(母語を含む)を学ぶために使っている方法です。